ポスティングチラシを配布しているのにも関わらず、反響率が上がらず悩んでいる企業は多くあります。
1000枚以上も投函したのに新規顧客が確保できずに頭を抱えることもあるでしょう。
デジタル化が進んでいる現代では、チラシはすぐにゴミ箱に捨てられてしまうため、さらに反響率は低くなっています。
そこで今回、ポスティングチラシにレビューを掲載し、心理的効果を活用し反響率を上げる方法を解説します。
またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。
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ポスティングチラシにレビューを活用するウィンザー効果とは
ウィンザー効果とは第三者からの情報や評価が信憑性を高め、信頼を得ることができる効果をいいます。
なぜなら、利害関係のない人からの情報や評価は信憑性があるからです。
例えば直接「自分は優しい人だ」と言うより、他の人から「あの人は優しいよ」と聞いた方が同じ内容でも信憑性があります。
自分のことを「優しい人」と主張する人には、何か裏があると考えてしまうものです。
そのため関係のない第三者の主張の方が真実味があり、信頼ができるのです。
ウィンザー効果の名前の由来はアーリーン・ロマネンスの「伯爵夫人はスパイ」という作品から来ています。
作中に出るウィンザー伯爵夫人が「第三者の褒め言葉がどんなときにも一番効果があるのよ」というセリフが名前の由来になっています。
ポスティングチラシにウィンザー効果を活用する場合は、第三者の評価を掲載しましょう。
ウィンザー効果は特に商品の購入や店舗への集客に有効な手段です。
大手オンラインストアを利用した商品の購入例を挙げます。
商品を購入する際に、その商品のレビューを見て購入するかどうかを決める人は相当数います。
商品の品質や他の人が使った感想は、商品が本当に良いものか判断する材料になり、実際に信頼性がありレビューが多ければ信憑性も高まります。
多くの購入者にレビューを投稿してもらうために、レビューをすれば特典が獲得できるように設定してある商品もあります。
レビューが数多く投稿されウィンザー効果によって、購入率を上げることができれば、特典をつけても利益は高くなるのです。
集客については、有名グルメサイトの口コミが例として挙げられます。
料理の味だけでなくお店の雰囲気や接客態度などの口コミは参考になり、口コミの量が多ければ信頼性が向上するため、より多くの集客が期待できます。
口コミサイトでは食べ物の写真なども掲載でき、見た目や鮮度が画像としてわかるため信憑性が高くなります。
また良い口コミだけでなく、「待ち時間が長かった」などの悪い口コミを載せることも効果的です。
なぜならお店に都合の良い口コミだけ抜粋して掲載している、と思われるのを防ぐためです。
このように商品の購入や店舗への集客にウィンザー効果が貢献していることは明らかです。
ポスティングチラシにウィンザー効果を活用する方法
チラシにウィンザー効果を活用した事例として、口コミなどの第三者からの声を掲載することで自社の商品やサービスを利用してもらう方法があります。
スポーツジムのポスティングチラシ活用事例を紹介します。
利用者の声をポスティングチラシに掲載して、より多くの契約をしてもらうことが目的です。
掲載内容は「最新の設備が整っていて充実したトレーニングができた」「トレーナーがサポートしてくれるから安心」などが例としてあげられます。
利用者の声が書いてあることでジムスタッフの対応が事前にわかるため、スポーツジムを利用する前に安心できます。
利用者の声と一緒に実際の写真などを載せれば、さらにチラシの内容に信憑性が増し、スポーツジムに興味を持つ可能性があがります。
また口コミを広げるためにインターネットを利用することも効果的です。
チラシにホームページやSNSアカウントのQRコードを載せ、アクセスしてもらい、利用時の感想をSNSなどに投稿してもらう方法です。
QRコードからのアクセスは、ホームページのアクセス解析で計測できるため、反響率を簡単に知ることが可能です。
また投稿時に「スポーツジムの名前」のハッシュタグを使用してもらうことで多方面に周知することができます。
このようにチラシに利用者の口コミを載せたり、インターネットを活用して集客を可能にします。
ただしウィンザー効果を狙ったレビューを活用する際には、一つ注意が必要です。
それは、企業側の虚偽の口コミです。
もし虚偽の口コミが発覚した場合、消費者は騙されたと思い企業を信頼することができなくなります。
具体例として某大手会社が全社員にサクラ投稿を強要した事件を挙げます。
上層部からの指示で全社員に、消費者になりすましてSNSなどに、商品のレビューを投稿させたことがオンラインニュースに取り上げられました。
サクラ投稿をした社員には報酬が支払われ、反論する社員には解雇通達が言い渡されました。
事件が発覚したのは社員の内部告発からで、その社員は上層部からの指示に疑問を感じ、指示を拒んだことから解雇処分を受けたそうです。
解雇処分を受けた社員から企業内部の情報を暴露されたため、会社は大きな被害を受けました。
大手企業ですら社員を利用して自社のブランド力を高めようとしましたが、マイナスのイメージが定着してしまい一部の消費者からは敬遠されるようになりました。
このような行為は消費者のみならず、自社の社員の信用も失います。
売り上げを伸ばすためにした虚偽の口コミが、企業のブランドを傷つけてしまうのです。
ポスティングチラシでも同様に虚偽の口コミを掲載すれば、信頼を失いかねません。
消費者を騙している行為になるので、場合によっては訴える購入者も出てくるでしょう。
チラシには事前に許可を得てから利用者の顔写真を載せ、企業側の口コミではないことを証明しましょう。
虚偽の口コミをして商品やサービスのイメージを作り上げることは、自社ブランドの信頼を傷つけるため注意が必要です。
そのほか、来店したことがない飲食店に行列ができていると、美味しい店だと思い込み来店したくなる「バンドワゴン効果」など、ポスティングチラシに活用できるイメージ効果をまとめた記事も作っています。
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ポスティングチラシにレビューを活用するウィンザー効果について解説まとめ
・ウィンザー効果とは、第三者の情報や評価の方が信憑性があることを指します。
・ポスティングチラシにレビュー活用しサービスの利用率を上げることができます。
・虚偽の口コミは信頼を失うことになるため注意が必要です。
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