ポスティングを実施するにあたっては、費用対効果の測定は欠かせません。

ポスティングでどれだけの販促を望むのか、そのためにポスティング業者にいくら支払わなければならないのか、事前に相見積もりを取って比較検討しなければなりません。

中には他社よりも格安で料金を提示してくる業者があるかもしれませんが、そのような業者が本当に信頼できるかの判断基準として、ポスティングに対する配布報告書がひとつの材料となります

この記事では投函情報の内容と格安ポスティング会社の配布報告書の特徴を解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティング会社の一般的な報告内容

契約通りに、きちんと投函していることをクライアントに示すため、一般的にポスティング業者は配布報告書(レポート)を提出しています。

配布報告書のフォーマットに業者共通の定型の書式はありません。

また提出方法もメールやFAXだったり業者によって違っており、クライアントの要望に沿った方法で提出されます。

報告の頻度については、配布期間中は毎日報告したり、週単位あるいはポスティングが完了した後など、業者によって異なります。

自社のウェブサイトにクライアント用のページを作成し、そこから報告書を閲覧可能としている大手業者もあります。

報告内容に共通していることは、配布日・配布担当者・配布地の住所・エリアごとの配布枚数などです。

これらにプラスして、クライアントから受領した預かり枚数・エリアごとに配布できなかった配布枚数・配布できなかった理由・チラシの残部数まで記載している業者もあります。

配布実績の信頼性を高めるため、配布担当者にGPSロガーを携帯させることも一般的になってきています。

GPSデータの利用により、配布担当者がいつ・どこにいて・どのように・時速何キロで移動したかまで、その行動履歴が可視化されるのです。

GPSの導入により、配布スタッフの業務に対する意識が高まり、早く確実な配布につながるという効果もあります。

配布報告書に加え、データを基にしたGPS報告書を配布証明として添付して提出する業者や、さらに一歩すすんで、クライアントにGPSデータをリアルタイムで提供しているところもあります。

パソコンのディスプレイ上で配布が実施されているのを確認することができるので、クライアントは安心感を得ることができます。

きちんと投函情報を報告をしてくれる格安ポスティング会社の特徴

きちんとした投函情報を報告してくれる格安ポスティング会社の特徴は、従業員に適切な賃金が支払われていることと報告書の記載事項が多いことです。

適切な賃金を従業員に対して支払っているポスティング業者は、配布スタッフの教育が行き届いており報告書の信頼度が高いです。

もし、依頼したポスティング業者が報告書を提出してくれない場合には、何か理由があるはずです。

例えば、格安で依頼を受け利益を確保するため、人件費を圧縮して違法な賃金でスタッフを雇っているかもしれません。

そのような会社では、ベテランのスタッフを継続して確保することが難しくなります。

スタッフの離職率が高いと、新規に雇用される配布担当者に対しての教育が行き届かず、安い給料なのでスタッフの仕事に対するモチベーションが上がりません。

そのため、チラシをぐしゃぐしゃにして投函したり、すでにチラシが詰められていていっぱいのポストにさらに詰め込んだりといったことや、費用をかけて作成した配布物がどこかに捨てられている可能性もあります。

このような業者の配布担当者からは正確な報告を得ることはできません。

仮に報告が上がってきても、報告書の作成の手間を省くことで利益を得ようとしているかもしれません。

このような業者は、丁寧な報告書が顧客満足に繋がるということを理解していないことになります。

報告書を提出できない業者を選択するということは、典型的な安物買いの銭失いにつながるおそれがあるのです。

また報告書が提出されるとしても、内容がクライアントの望むレベルに達していなかったり、実績を反映していない、いいかげんな内容を記載している恐れもあります。

低レベルの報告や虚偽報告されることを避けるため、報告書の記載事項は多いほうがよいでしょう。

各項目について具体的かつ詳細な情報が記載されていれば、報告書の信頼度は高くなります。

例えば、配布エリアについては何丁目など、より細かいところまで記載しているか、そして複数の配布担当者で実施する場合は、何丁目が各担当者のエリアだったのかなどです。

さらには、マンション・アパートなどの集合住宅の場合、建物の名前やその総戸数、配布した戸数や配布できなかった理由などです。

先に述べたように、すでに満杯のポストに詰め込んだりすれば、チラシの受け取り手にとってはゴミの投棄と変わらず、クライアントに対する印象悪化につながることもあります。

またチラシ投函お断りの張り紙を貼っている家に対しては、投函しないことがクライアントへの信頼を確保する方法です。

また空き家で投函していない場合は、報告書にその旨が記載されていることでクライアントが事後に確認することができます。

GPS報告書や投函データの提供は、配布実績を裏付ける確かなものでしょう。

なお報告書の項目をどこまで記載するか、あるいは報告の頻度やGPS報告書をオプション扱いにしている業者もあるため、それらも事前に確認しておく必要があります。

きちんと投函情報を報告してくれる格安ポスティング業者の特徴まとめ

・投函情報を配布報告書として提出してくれるか確認が必要です。

・配布報告書の項目は細部にわたり満足のいく内容となっているか、また報告の頻度はどの程度か業者に確認しましょう。

・GPS報告書やGPSデータを提供してくれるか、また提供される場合には追加料金が必要な場合があります。