ポスティングの料金は、基本的に1枚何円と枚数単価で決定されますが、紙の厚さや種類はもちろん、チラシのサイズが数センチ違うだけで、料金が変動するのはご存じでしょうか。

用紙サイズは意外と重要で、デザインや紙選びなどで予算をオーバーしてしまっても、サイズを小さくする事で予算内に収められたり、チラシの内容に合った用紙サイズを選ぶことができれば集客や反響に繋げることができます。

用紙サイズは単価の差額は小さくても部数が大きくなると合計金額の差は大きくなるため、長期のポスティングや広範囲のポスティングには重要なことです。

今回はポスティングのコストに大きく関係のある、用紙サイズの特徴や選び方をご紹介してきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングの用紙サイズで主流なのは3種類

ポスティングの用紙サイズで主流なのはA3、A4、B5の3種類です。

この3種類は載せられる情報量が多すぎず少なすぎない、また投函がしやすいこともあり、どの企業や業種でも比較的使いやすいサイズとして利用されています。

ここでは改めて、用紙サイズのA版とB版の違い珍しいD版についてご紹介します。

一般的に使われているサイズがA版のA0~A7までです。

その中でもA4はチラシを折らずにポストに投函できる最大サイズなので、手に取った瞬間に内容が目に入るほど見やすいため、A版の中で最も選ばれている用紙サイズです。

A4は一般的なノートぐらいのサイズ感もあり、必要な情報を十分に載せることができて、ファイルや棚などにしまえる保管率が高いことも選ばれる理由の1つです。

ただ、他社でも多く採用されているサイズなので、差別化が難しくサイズではなく紙の厚さを変えるなどの違いをつけることも重要です。

次に多様性があるB版で、こちらもB0~B7まであり、A版に比べて若干サイズが大きいもののB版の中でB5はチラシを折らずに投函できる最大サイズなので受け取った人がチラシを取った際に目に入る可能性が高いです。

B4はチラシの中でも大きい部類であり、写真を多く載せることが可能なため他のチラシとの差別化が図れます。

ただ、一般的なポストに投函する際には、半分に折り曲げてなくてはいけないので、ターゲットが読む順序や情報の伝え方の工夫が必要です。

最後に、あまり一般的ではありませんが「D版」というB版よりも長辺の短辺の寸法がひと回り大きい種類があります。

他の用紙サイズより大きいため、沢山のポスティングチラシの中にあっても目立ち内容を読まれる確率が上がります。

しかし、D版サイズは流通が少なく、取り扱いのある印刷会社があまりないので、見積もりを受けることができない場合もありますし、サイズが大きいのでコストもかかるので注意が必要です。

ポスティング用チラシの各サイズと選び方

業種やサービス内容で用紙の適正サイズは、ある程度決まっています。

ここからは具体的にチラシの内容に応じて、どのサイズが一般的に選ばれているかを解説致します。

チラシは目に止まって1秒で、見るか捨てるか判断されてしまうので、見た瞬間にどのような内容か判断がしやすい、A4(210×297)かB5(182×257)サイズがチラシの中で1番使われています。

飲食店や宅配サービスの業種や、毎日は必要ないけれど定期的に必要性があるサービス内容に多く使用されているサイズです。

A5(148×210)サイズは、コストを抑えてターゲットに重要な情報をピンポイントで伝えたい時に使われるサイズなので、個人店や広範囲にポスティングを考えている業種に最適です。

割引セールやキャンペーン情報などの期間限定の情報や、チラシに記載する情報をあえて少なくすることで、ターゲットに有益な情報だと印象づける時に効果的です。

B4(257×364)サイズは、折り曲げなければポストに投函できませんが、観音開きでチラシを作成するとインパクトを与えられます。

広告費に余裕がある不動産の新築物件案内や美容関係、写真や多くの画像を使用する際に使われます。

A3(297×420)サイズは、数多くの品物や詳細な値段設定などの情報量が多い時に適したサイズなので、スーパーや家電量販店の特売セールなどで使用されています。

A7(74×105)とB8(64×91)サイズは、紙のチラシに使用されることは少なく、マグネット型のポスティング広告として利用されることが多いです。

冷蔵庫や洗濯機などに貼り付けて保管することができ、緊急時に連絡をもらうための、トラブルサポート業者や不用品回収業者が多く使用しています。

いくつかご紹介しましたが、ポスティングを自社製作ではなく、委託する場合は運びやすい小さいサイズのチラシの方が料金が安いです。

A4サイズ以上のチラシをポスティングする際は、業者に折り目加工の依頼や、自社で折るなどの人件費がかかるので、予算に合わせたサイズ選びも重要です。

チラシサイズによって料金が変わる

用紙のサイズが大きくなれば高額になり枚数が多くなれば1枚あたりの単価が安くなります。

納期や紙の厚さ、部数にも料金の違いはありますが、今回はチラシサイズの料金を表にまとめてみました。

用紙サイズ/部数 10,000部 20,000部 30,000部
A5   27,258円(2.7円)   49,318円(2.4円)   70,917円(2.3円)
A4   25,769円(2.5円)   44,042円(2.2円)   60,589円(2.0円)
A3   44,082円(4.4円)   84,681円(4.2円)   140,437円(4.6円)
B5   24,220円(2.4円)   45,360円(2.2円)   98,007円(3.2円)
B4   49,890円(4.9円)   102,210円(5.1円)   148,990円(4.9円)

※あくまで料金例ですので、詳しくはお近くの印刷屋さんかポスティング会社にお問い合わせください。

上記の表を見るとわかる通り、一部例外もありますがA5サイズの1万部が単価2.7円に対してA4は単価2.5円と、通常ならA5よりサイズが大きいA4は単価が上がるはずですが低く設定されています。

理由としては、印刷会社はいくつもあり価格競争に残るために、需要の多いサイズを安くすることで、受注を受けやすくしています。

用紙サイズ以外の単価を決める要因の解説やポスティング料金を下げる方法についてはこちらに記載しています。

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ポスティングの料金に関わる用紙サイズまとめ

・用紙サイズで主流なのはA3、A4、B4の3種類です。
・基本的に用紙サイズが大きくなるほど料金も高くなります。
・A4やA5など需要の多いサイズは安く設定されています。