宅配ピザのチラシはポストに入っているのをよく見る、定番のポスティングチラシです。

昔から変わらずポスティングが行われているのは、宅配ピザをはじめとしたデリバリー業界の販促が、これまでもポスティングで一定の効果をあげてきたからです。

デリバリー業界でポスティングが欠かせない理由と、どのような方法で行うと効果的なのかを解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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宅配ピザのポスティングが今も昔も有効な理由

日本で宅配ピザが始まったのは1985年のことです。

インターネット注文が始まったのは2000年なのですが、宅配ピザが日本に上陸した当時からインターネット注文が本格的に普及する2012年までは、ずっと電話注文が当たり前でした。

ただインターネットが普及した現在でもポスティングは宅配ピザに重要な販促活動であり、宅配ピザ業界が日本で注目されるようになったファクターでもあります。

ポスティングが宅配ピザをはじめとしたデリバリー業界にとって、今も昔も変わらず有効である理由3つを解説します。

・理由1.限定的な宅配エリア内でまんべんなく宣伝できる
・理由2.ニーズの多い若年層へチラシを届けられる
・理由3.注文までのアクションが少ない

理由1.限定的な宅配エリア内でまんべんなく宣伝できる

チェーン店では認知度アップのために、マスメディアを使って全国へCMを放送しますが、購入するアクションを促すにはメニューが選べる上にすぐ注文先へ連絡できるポスティングチラシが効果的です。

ただしデリバリーサービスはお届けできる地域が限られているため、宅配エリア内で仕事や生活をしている人に購入を促す必要があります。

限定的な対象へ販促する必要があるため、エリアを細かく指定できるポスティングは好相性な宣伝方法です。

例えばエリアを絞ってインターネット広告を打ったとしても、宅配エリア内の多くの人に見てもらえるかどうか不確かですし、新聞折込でチラシを入れてもらったとしても、チラシは新聞購読者にしか届きません。

しかしポスティングチラシだと、宅配エリア内の人々にまんべんなく届けられるため効率的な販促活動が可能です。

理由2.ニーズの多い若年層へチラシを届けられる

宅配サービスのニーズは若年層が多い傾向にあります。

宅配サービスの利用について毎年消費者の意識調査が行われており、ある会社が2020年6月23日~6月26日(有効回答1,144人)に行ったインターネット調査結果によると、1年以内のフードデリバリー利用率が最も高かった年代は、男性が30代で51.7%、女性が20代で57.5%でした。

比較的若い層の利用率が高いため、ポスティング以外のチラシ販促ができる新聞折込みでは、若年層へのアプローチが不十分になりかねません。

新聞は購読者層が高齢化しており、20代~30代へ十分な訴求効果が得にくいのですが、ポスティングチラシであれば新聞を購読していない若年層にチラシを直接届けられます。

理由3.注文までのアクションが少ない

チラシは手元ですぐに見ることができ情報量が限られているため、購入までの行程がシンプルです。

インターネットは目的をもって検索しないとページを閲覧できませんが、チラシは手元に残してもらえれば目に留まる可能性があり、チラシの方が思い立ったときに注文してもらえるという期待ができます。

フードデリバリーは家族団らんやホームパーティーのときに皆で選んで注文する場面も多いので、スマホでそれぞれが検索するよりチラシで情報をシェアする方が複数人で選びやすいのも、利用者にとって手間が省けます。

注文の際は、記載してある連絡先に電話して伝えるだけなので、インターネットに比べてシンプルです。

近年はインターネット注文が増えているため、チラシにQRコードを載せておけば、インターネットを開いて検索してからお店のページにアクセスするという一連の手間が省けるため、ユーザビリティーが高くなります。

ポスティングとインターネットを活用したメディアミックスを取り入れ、訴求効果だけでなく現代に対応した利便性の向上も図れます。

その他ポスティングが適している業種についての記事がこちらにありますので、さらに詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

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デリバリーのポスティングで効果を出すポイント

デリバリーにはポスティングチラシでの販促が効果的ですが、効果を得られる工夫をする必要があります。

デリバリーサービスで反響を得られるチラシのポイントを3つお伝えします。

・保存してもらいやすい紙質
・メニューが一覧で見られる
・クーポンをつける

保存してもらいやすい紙質

気軽に注文をしてもらうためにはチラシを保存してもらう必要があり、紙質で与える印象は保存するかどうかを決める一因となります。

デリバリーは利用者がお店に出向くことはないので、チラシの紙質はお店の印象と手元に残す可能性を左右する看板代わりとも言えます。

例えば、以下のようなチラシは捨てづらくなります。

  • カラー印刷で食べ物を美味しそうに写してあるもの
  • パンフレットやリーフレットにして何度も使えるようにしてあるもの
  • 厚みのある紙でしわになりにくく高級感があるもの

宅配ピザ業界では上記の条件を満たせるコート紙が多く使われており、光沢が強くツルツルでしっかりした手触りが特徴です。

このように、紙質により保存率や反響率に影響がある可能性があります。

紙質だけでなく他にもある重要なデザインポイントの記事がこちらにありますので、詳しい知識を得たい方は読んでみてください。

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メニューが一覧で見られる

チラシはすぐに見られるのが利点のため、メニューの一覧を載せておくことで注文するときの利便性が向上し、注文するときのために保存してもらえる可能性も高まります。

また、家族や仲間うちでメニューを選ぶ場面も想定されるため、メニュー表を載せると複数人で同時に見ながら選びやすくなります。

グランドメニューだけでなく季節限定メニューを載せて特別感を演出する効果を活用してもよいでしょう。

クーポンをつける

クーポンがあるチラシは受け取った人にとって価値があるため、廃棄しづらくなり保存してもらいやすくなる効果がありますが、さらに利用者の増加が期待できる効果もあります。

あるリサーチサービス会社が2018年5月に行ったインターネット調査によると、直近1年間でフードデリバリーを利用した582人に「フードデリバリーの利用シーン」を質問したところ、「チラシやクーポンを目にしたとき」と回答した人が27.1%にのぼりました。

つまり、クーポン特典はデリバリー利用のきっかけになり得るため、チラシにクーポンをつけることで利用者の増加が期待できるのです。

宅配ピザがポスティングを続ける理由まとめ

・顧客となり得る宅配エリアの人にチラシの配布先を限定できるのに加え、エリア内の人々にまんべんなく宣伝できます。

・ポスティングチラシは、電話注文でもインターネット注文でも行程がシンプルで使いやすく、ユーザビリティが高いと言えます。

・メニュー表とクーポンを保存してもらうことで、利用者の増加が見込めます。

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渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)