ポスティング会社は依頼主の期待に応えるため、常に丁寧な配布を心掛けていますが、どうしても避けられないのが住民からの苦情です。

特に料金の安さをアピールしている会社は質の低い作業をするイメージから、苦情が多い印象を持つのではないでしょうか。

この記事では、安いポスティング会社は苦情が多いのかについて解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングへの苦情とは

まず、ポスティングへの苦情は主に配布員の人的ミスによって起こります。

特に管理が行き届いていない会社ほどその数が多くなり、中には業者自体が不正を行うこともあります。

苦情については対策を取れば防げるものばかりで、多くのポスティング会社では依頼主との信頼を壊さないように苦情が発生した後には再発を防ぐ為の様々な対応を行っています。

次の項で苦情につながる具体的な例を3つあげて説明していきます。

・「チラシ禁止」宅に配布する
・無理やりチラシを押し込む
・同じチラシを入れる

「チラシ禁止」宅に配布する

ポスティングで特に多い苦情は、「チラシ禁止」のステッカーが貼ってある住居に配布してしまうことで発生します。

この場合、配布員の見落としが原因で起こってしまいますが、中にはステッカーが目立たないところに貼ってある住居もあり注意していても見逃してしまうことがあります。

注意深く提示物を見るのはもちろん、暗くなる夜間の配布を避ける配慮が必要で、視力が悪いスタッフには夕方以降の配布を行わせないようにするなどの対策を行っているかポスティング会社に確認するとよいでしょう。

ステッカーが貼っていなくても「自宅にチラシを配らないで!」などのクレームが来ることがあります。

業者としてはもともと知らないことなので最初は許してもらえたとしても、誤って繰り返すとその住民からの苦情が大きくなってしまいます。

そのため、一度配布を断る苦情が入ったらその住居の記録を直ちに配布禁止リストに残し次回からは配布しないように徹底している業者が好ましいといえます。

無理やりチラシを押し込む

すでに他社の広告で埋まっているポストに無理やり投函してしまうのも、苦情につながる理由です。

ポスティング会社としては、成果を出すために一件でも配り残しなく配布をしたいと考えるでしょう。

しかし、広告物でいっぱいになったところに無理やり押し込むと、広告が折れ曲がったりくしゃくしゃになってしまうので、見た目の印象が悪くなります。

また、力ずくで投函したことでポストを壊してしまう恐れもあり苦情だけでははすまない事態になる可能性があります。

さらに、このような状態のポストではチラシを奥までしっかりと入れられないため、ふとした時に飛び散ってしまい、周辺住民にとって迷惑になりかねません。

よって、広告物でいっぱいになっているポストには、配布をあきらめることも必要です。

同じチラシを入れる

ポストに同じチラシを入れてしまうことで苦情になる事例も少なくありません。

特に雨が降っている日や空気の乾燥した季節では、指でめくれず2枚に重なった状態で投函してしまうことがあるので、指サックなどを使って1枚ずつ配布してもらう工夫が必要です。

また、複数で手分けして配布を行うと、すでに配布が完了したポストに別のスタッフが誤って投函してしまうことがありますので、配布エリアの外側から配るなど重複配布が起きにくくする対策も必要です。

しかしながら、配布するチラシが余った時など故意に同じチラシをポストに入れ、きちんと全部配ったように見せかける悪質な業者も存在しますので注意しましょう。

さらに、マンションやアパートでは、同じ建物内の住民が他のポストへチラシを入れる(嫌がらせ行為)事例もあるので、もし発生したらその集合住宅には配布しないことを心掛ける必要があります。

安いポスティング会社だから苦情が多いのか?

どのポスティング会社でも少なからず苦情はあり、安さを売りにしていない業者でも苦情が多くなることがあります。

配布する軒数が多くなれば多くなるほどチラシを目にする人が多くなるため苦情が増える場合がありますが、それはポストにきちんと配布しているという証でもあります。

そのため、安易に値引き交渉に応じたり、「苦情ゼロ」とうたっている会社はきちんと配布を行っているかどうかを疑わなければなりません。

それは人件費削減などのために、適切な教育が行き届いておらず雑な配り方をしていたり、決められた納期を守らないことも起こりうるからです。

さらに、業者によっては、依頼主からの問い合わせに対して答えがあいまいだったり、逆に対象のターゲットや希望している効果などポスティングするにあたり必要だと思われる質問をしてこない業者は注意してください。

見なければいけないのは適切な対応を行うかどうかで、しっかり対策を取っている会社ほど苦情の頻度が少なくなります。

そのため料金の高い安いよりも、ホームページの内容やこれまでの実績、電話等の応対姿勢、苦情発生時の対応方法などを確認してポスティング会社を選ぶとよいでしょう。

ポスティングの苦情への対応

ポスティング時に苦情が発生した場合は、ポスティング会社はすみやかに対処しなければなりません。

苦情への対応について次に、具体的な一部の対応を挙げますので業者選定の目安としてください。

例えば、電話で苦情を訴えられた際は相手に再発をしないための対策を伝え、社名と応対した社員の名前をきちんと伝えているか確認しましょう。

また、依頼主に直接苦情の電話が掛かってくることがありますが、その場合も相手の名前と住所、電話番号を必ず聞き、ポスティング業者に苦情の内容を報告し双方で情報共有できる業者がよいといえます。

注意しなければならないのは、応対の際に使ってはいけない言葉があります。

例えば「〇〇にさせます」という言葉は「自分には責任がない」という印象を持たれ、相手の怒りを助長しかねません。

逆に苦情が起こったことにより今後の対策に気付くきっかけになるので、お詫びの後に「ありがとうございました」と添えると印象が良くなるといえます。

このように、苦情に対しての業者独自のマニュアルを用意して、社員教育を徹底させている業者を選ぶようにしましょう。

現場での苦情については基本的に配布スタッフが対応しますが、「詫びに来い」など住民の怒りが激しい時は責任者が行くのが望ましいと言えますので、このような場合にはどの立場の方が苦情対応するのか確認するとよいでしょう。

ポスティング会社によっては数人がチームになり「キャラバン配布」という方法で配布を行っている場合があります。

この配布方法だとチームの中に責任者がいるため、時間を置かず現地で苦情に対処できるメリットがあります。

苦情が発生したら再度その住宅に投函してしまわないよう、ポスティング配布データへ反映(配布禁止住宅・エリアなど)するのが欠かせません。

特に、警察に通報や金を請求するといった強い意思表示がある場合は気を付けなければならないため、配布データを常に新しい情報に更新しているかも担当者へ確認するとよいでしょう。

ポスティング会社への苦情まとめ

・「チラシ配布禁止」のステッカーが貼っている住居などには投函しないよう注意が必要です。

・ポスティング料金が安いから苦情が多いとは限らないので、業者の応対態度や実績などで判断しましょう。

・苦情が発生したら速やかに対処し、怒りが強い場合は責任者がお詫びに行き対応してくれるか確認しましょう。

 

 

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渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)