ポスティングは費用対効果の高い宣伝方法として注目を集めており、実際に業務を請け負っている業者の数も多いです。

しかし、中には不当な業務内容で依頼者からお金を貰おうとする悪徳業者も数多く存在するため、依頼者は厳しい目で業者を見定めます。

また、事業を正しく行っていても、実績のない業者は依頼者の候補から外されることも多く、やみくもに会社を宣伝しているだけでは信頼を勝ち取ることはできません。

しかし、自分達の仕事内容が十分安全なものであることを認知してもらうための評価制度を活用すれば、高い信頼性が担保され、依頼者が業務を依頼しやすくなるでしょう。

今回は、業者の評判を向上させる制度をいくつか紹介しますので、信頼できる業者選びの参考にしてください。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングの安全性評価制度

安全で信頼の出来る業者かどうかを評価する制度に、「安全性評価制度」があります。

安全性評価制度について概要・目的・メリットを以下の通り紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

・制度の概要
・制度の目的
・制度のメリット

制度の概要

安全性評価制度とは、業界の中で大きな組織である「全日本ポスティング協会」によって制定されたもので、協会が事業者の安全性を評価する制度です。

数多くの業者が加盟している協会から高い評価を得られることは、会社の信頼性が高いことの証明になります。

事業者が一定の基準をクリアすると、協会から信頼できる安全な業者だと判断されて「GPマーク」が付与されます。

制度の目的

業界内には、不正な業務を行って顧客からお金をだまし取るような悪徳業者が数多く存在します。

このため、生活者の視点から「安心・安全・信頼」を構築することが今後の業界内の課題になっており、悪徳業者の活動によって業界に法的規制が入ることが危惧されています。

安全性評価制度は業界内のこうした悪い面を改善し、依頼者が信頼性・安全性の高い業者であるかを一目で知ることを可能にするためスタートしました。

依頼者は「GPマーク」の有無を確認することで、依頼する業者が安全で信頼できる業者であるかどうかを知ることが可能です。

制度のメリット

評価を受けた業者は「GPマーク」を付与されることで、自身の業務体系の安全性をアピールすることが可能です。

また、今までに一定の実績を積み上げている業者に「GPマーク」は付与されるため、依頼者側にも安心感を与えられます。

安全性評価制度が業界内に広がることで、業者も職場環境を変えたり、安全性を維持するきっかけになるため、業界全体のイメージアップに繋がります。

開業から3年経過、配布スタッフが10名以上いるなど具体的な申請資格や、有識者や一般消費者で構成された安全性評価審査委員会の書類審査、現場での審査についての詳しい情報がこちらになります。

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ポスティングの管理責任者制度

会社に所属するスタッフ個人の信頼性を保証するための制度に「全日本ポスティング協会」が定める「管理責任者制度」があります。

管理責任者制度の概要・目的・メリットを以下の通り紹介していきます。

・制度の概要
・制度の目的
・制度のメリット

制度の概要

全日本ポスティング協会が実施する講習および審査を通過し、一定の基準を達成した個人を「ポスティング管理責任者」として認定する制度です。

広告物配布業務の現場担当者あるいは管理担当者が本制度の受験対象となっており、業務内容の精度や協会の定めるガイドラインを遵守してるかどうかの観点で審査を行います。

制度の目的

配達品質を向上させ、配達事故などのトラブルを防止するように努めている業者として社会的地位を高めることが、管理責任者制度の目的です。

広告物の配布業務を行う上で起こりがちな、チラシの不当な投棄や誤った住宅への配布等を未然に防ぐことは業者にとって重要な課題です。

このような課題をクリアするため協会は、事業者を集めて定期的な講習・審査を全国で実施しています。

管理責任者が増えることで業界全体の体質が改善され、依頼者や会社の信頼はより向上します。

制度のメリット

全日本ポスティング協会という業界団体公認の、質の高い業務やサービスを行う企業であることをアピールすることで、品質面において他社と差別化を図ることが可能です。

この制度は協会の定める講習・審査を経て付与されるため、協会の定めるガイドラインを遵守することが求められます。

このため、依頼者側の信頼性獲得だけでなく事業者の業務体質の改善にも役立つため、従業員のより働きやすい環境が整えられるメリットもあります。

ポスティングの格付けアセスメント制度

ポスティングの格付けアセスメント制度を実施している組合に「日本ポスティング協同組合」が実施している「ポスティング・クオリティー大賞」があります。

「ポスティング・クオリティー大賞」の概要・目的・メリットを次の通り詳しく解説していきます。

・制度の概要
・制度の目的
・制度のメリット

制度の概要

日本ポスティング協同組合が実施する「ポスティング・クオリティー大賞」は、事業者の業務内容などさまざまな観点から査定し評価するアセスメント制度です。

協会認定の検査員が検査および採点を実施し、基準を満たすと「日本ポスティング・クオリティー大賞」が贈られます。

評価基準はいくつもあり、業務内容が健全に行われているか・依頼者や社会からの信頼は得られているか・社内環境・コミュニケーションなどです。

こうした総合的な判断基準のもと100点満点で採点され、ランクA以上、つまり80点以上の会社に大賞が贈られます。

制度の目的

「日本ポスティング・クオリティー大賞」は、広告物の配布事業の品質を上げるとともに事業の改善と革新を続ける企業を評価するために生まれました。

比較しきれない業者の数の中から優良な業者を探し当てるには多くの労力がかかりますが、協会は、こうした依頼者の悩みを改善するために会社の評価基準を作ったのです。

協会によって認められた審査員によって厳正な審査の下で点数として評価されるため、依頼者にとってわかりやすい判断基準で比較することが可能です。

制度のメリット

「日本ポスティング・クオリティ―大賞」を受賞することで、事業の安全性をわかりやすく社会に認知してもらうことができます。

また、あらゆる観点からの評価基準は事業者自身にも気付きを与え、会社そのものの改善に役立てることが可能です。

客観的に点数として評価されることで、社会にとってもわかりやすく業者を判断でき、業者も足りない点を補うための明確な改善・努力に繋がります。

ポスティングの制度まとめ

・業界にはさまざまな評価制度があり、評価を受けた事業者は依頼者や社会からの一定の信頼を獲得できます。

・全日本ポスティング協会の実施する「安全性評価制度」は事業者の安全性を、「事業責任者制度」はスタッフ個人の信頼性向上のために役立つ制度です。

・日本ポスティング協同組合が制定した「日本ポスティング・クオリティー制度」は業者の事業レベルを点数で評価するため、依頼者や社会にわかりやすく認知してもらえます。

 

投稿者プロフィール

渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)