チラシの色は、チラシを見やすいデザインにしたり、チラシを見た人の記憶に残るものになるため、チラシの評判に繋がる重要な要素です。

しかし、単にチラシやビラを作成するとハレーションのある見にくいものとなる可能性があり、評判を下げかねません。

また、色の組み合わせによっても、消費者の商品への記憶や購買行動に影響を与えるため非常に重要です。

今回は、ポスティングの評判をあげるチラシの基本的な配色の仕方について解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/all_about_posting/ target=]

ポスティングチラシの色の重要性

色は私たちの記憶に残りやすいものです。

例えば、非常口は緑であることや、信号機の青は「進め」、赤は「止まれ」というように、私たちは生活の中で色が持つ意味やイメージを記憶しています。

他にも、書店では女性ファッション誌はピンク、資格系は黄というように、本のジャンルが分かるようになっています。

また、健康食品は緑、歯科は白、ラグジュアリーな高級マンションやメンズ服は紺や黒を基調としている場合が多いです。

このように人は色によって物のイメージを判断するため、チラシなどを作成する時は、商品のイメージに合うものを使えば、消費者に良いイメージを印象づけられるでしょう。

基本的な配色方法を覚え、反響率の高い効果的なチラシを作れるようにしましょう。

ポスティングチラシは3つの配色で決まる

毎日のように見かける広告には様々な色が使われています。

チラシやビラは主に、次の3種類で構成されておりひとつずつ解説していきます。

・ベースカラー
・メインカラー
・アクセントカラー

ベースカラー

チラシやビラの背景や余白部分に使われる色であり、他の色を際立たせるために重要です。

主に、白やパステル系など明度が高く、彩度が低い濁色を使い、チラシが映えるように用いられることが多いです。

また、メインカラーの明るさを上げたものをベースに使うと一体感のあるチラシになります。

メインカラー

ロゴやキャッチフレーズに使用する色であり、商品のテーマとなるものです。

メインは3種類の中で最も目に付くものであり、ロゴやキャッチフレーズを見た人の印象に残るものです。

例えば、ウォーターサーバーなら水色、女性向けの商品であったら赤やピンクなど客層に合わせたものを使います。

また、べースカラーと似たものを使うと一体感が生まれ、反対の色を使うと印象的なものに仕上がります。

ただし、メインに原色を使う際は、きつい印象をもたせてしまうこともあり使用する場合は注意が必要です。

アクセントカラー

アクセントカラーは、残りの2種類に刺激を与えるために挿入されるものです。

例えば、チラシの「セール」という言葉や値段など、チラシの中でも注目して欲しい箇所に挿入すれば、注目を集められます。

また、メインと反対の色を使用すれば、チラシの中でその箇所を際立たせられるでしょう。

ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの割合

一般的に3種類の配分には目安があり、チラシ1枚に対し占める面積は「ベース」70%、「メイン」25%、「アクセント」5%です。

この割合を遵守することで統一感のあるデザインにできます。

しかし、3つ以上を使用すると統一感のないデザインになってしまい、消費者の視線が分散され、際立たせたい箇所がぼやけます。

どうしても3種類以上にしたい場合は、メインとアクセントに明度と彩度の高低をつけ配分を均等にすると良いでしょう。

明度とは、例えば、赤でも明るい赤からえんじのような暗い赤もあるように、明るさに違いをもたせたものです。
彩度というのは、鮮やかさのことで、彩度が低ければ濁りのあるパステル系になり、高ければ原色のようなはっきりとした印象になります。

メインやアクセント内で明度と彩度に違いを持たせたものを増やすと統一感のある仕上がりになります。

例sえば、メインの青を増やしたいなら、25%のうち3分の1を原色の青、3分の1をパステル系の青、残りを紺にする配分であると違和感のない仕上がりになるでしょう。

このように、チラシやビラの色選びには見やすい目安があり、目安に沿えば評判のいいチラシやビラを作ることができます。

ポスティングチラシに効果的な色の組み合わせ

色には、そのものが持つイメージがあります。

赤であれば、「情熱、安価、怒り、辛さ」、黄であれば「快活、注意、新しい」、青であれば「信頼感、清涼感、神秘的」などです。

次に紹介する効果的な組み合わせについて理解を深め、評判を上げるチラシを作れるようになりましょう。

・メインカラーを商品に合う配色にする
・メインカラーに合わせた色の組み合わせにする

メインカラーを商品に合う配色にする

色にはそれぞれイメージがあるので、はじめにメインカラーを商品に合うように調整してください。

それぞれの色が持つイメージは以下の表通りです。

色の種類 イメージ
情熱、安さ、辛い、戦い、活力
ピンク 女性らしい、ロマンチック、優しい
元気、生命力、子ども、新しい
信頼、冷静、落ち着き、清涼感
自然、オーガニック、安らぎ、癒し
上品、高級、エキゾチック、古典
ぬくもり、素朴、保守的
クール、シック、高級
清潔、清楚、平和

例えば、女性向けであれば白やピンクなど明るめのもの、男性向けであれば黒や紺など暗めのものが一般的です。

消費者が商品に対して好印象を持てるよう、どの色に合うか探してみてください。

メインカラーに合わせた色の組み合わせにする

次にベースやアクセントをメインに合う組み合わせにすると、チラシを見た消費者の評判を上げられるでしょう。

メインとアクセントの基本的な組み合わせについて以下の通り紹介します。

誠実さを与える組み合わせ

メインを水色や青などの寒色系、ベースを白やライトグレー、アクセントを紺や濃いグレーという組み合わせ方です。

信頼感のもてる青を中心に、清潔感のある白系を基調とするので、消費者にクリーンなイメージを持たせることができます。

このため、スーツといった男性用の衣服の宣伝に効果的です。

温かみを与える組み合わせ

メインをピンクやオレンジの暖色系、ベースを白や明るめのパステル系、アクセントを薄茶や薄緑という組み合わせ方です。

化粧品やコスメといった女性向けのものやファミリー向けの商品などに使用するとイメージに合うでしょう。

素朴さを与える組み合わせ

メインに紺や茶、ベースに白やパステル系、アクセントに緑の組み合わせ方です。

自然をイメージさせ、健康食品やオーガニック品などにこれらの色を組み合わせて使うと効果的です。

落ち着いたイメージを与える組み合わせ

メインにえんじや薄茶、ベースにカーキ、アクセントに紺や茶という組み合わせ方です。

落ち着きや渋さが出る組み合わせであり、ハイグレードなブランド品に適し、グラデーションを使うとより高級感を出せるでしょう。

子ども向けの組み合わせ

メインに彩度の高いオレンジや青、ベースに黄色、アクセントに鮮やかなピンクという組み合わせ方です。

黄色を基調とし、彩度の高い明るいものを組み合わせることで、元気で快活な子どもをイメージさせ、子ども向けのおもちゃなどにぴったりになります。

広告のデザインでは色以外にもキャッチコピーは大きく明朗に、情報は詰め込みすぎないなど具体的なポイントを抑えておく必要があります。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/posting_design-2/ target=]

ポスティングチラシの色まとめ

・色にはそれぞれ意味があり、人が目にするものにイメージを与えます。

・効果的なカラーはベース、メイン、アクセントの割合はそれぞれ、70%、25%、5%と言われています。

・商品のイメージとメインカラーを合わせ、残りをメインカラーに合わせる組み合わせが効果的です。

 

投稿者プロフィール

渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)