GPS(全地球測位システム)やGIS(地理情報システム)などのIT技術の向上によって効率的、効果的にポスティングが行えるようになったことで、大企業を筆頭に多くの企業が再注目してきています。

しかしながら、費用対効果の高いポスティングは様々な業種が行なっており、どこの業者に頼めばいいかわかりにくい状況となっています。

このため本記事では、ポスティングが再注目されている理由や、業種別の料金について詳しく解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングが再注目!色んな業種が新規参入へ

1962年に一般家庭に郵便ポストが普及してきた頃、高度成長期で発展しているなか、ポスティングを使って企業の広告宣伝が活発に行われるようになりました。

ただ、2000年代以降にインターネットが普及し始めてくると、電子メールやネット広告が広がるとともに新聞の購読者も減って折込チラシ市場が衰退し、ポスティング業界も成長が鈍化しました。

その後、ネット広告は急成長を続けますが、価格が高騰してきたことで、低価格で反響率の高いポスティングが再注目されてきており、様々な業種がポスティング業界へと新規参入しているのです。

ネットの普及により新聞離れが増加傾向にある新聞販売店は、収益が落ちてきてることや地域カバー率を確保するためにポスティング業を始めました。

さらに、IT技術の発達によってビックデータを使ったポスティングができるようになったため、マーケティングの要素の強いポスティングに広告代理店や独自の配送ネットワークを持つ配送業、郵便局がポスティング業に新規参入をしてきています。

また、少子高齢化によってスマートフォンを使わない高齢者が増えてきたこともあって紙媒体への需要が高まりつつあり再び脚光を浴びてきています。

ポスティングを行なっている業種

さまざまな業種の企業がポスティング業界へ参入してきています。

参入した業種の多くは独自のネットワークを持ってる企業が多く、利用する業者によってサービス内容や金額が異なります。

ここでは、主な5つの業種についてひとつずつ紹介します。

・新聞販売店
・広告代理店
・郵便局
・配送会社
・ポスティング会社

新聞販売店

営業や配達員によって新聞を購読してない世帯を把握することができ、新聞購読者には折り込みチラシを利用し、新聞非購読者にはポスティングを行うように使い分けることによって独自のサービスを展開しています。

1枚あたりの相場はB5サイズで3.5円~4.6円で、各社で最低ロット数に違いがあり、1000枚以上の会社が多くなっています。

新聞販売店を利用するメリットは、折込チラシ+ポスティングのセットプランがあり、世帯問わずにエリアカバー率を高くすることができます。

また配布日の指定ができるため、新装開店日に合わせられるなど計画に沿ったポスティングが可能です。

デメリットは、配達員に高齢者が多いので、ポスティングに対する知識があまりないケースがあり、立入禁止区域に入ってポスティングしまいクレームに繋がる可能性があります。

広告代理店

エリアマーケティングを得意とした広告代理店は、デザインから配布方法、ポスティングに至るまで一貫して相談をすることができます。

企画案がまだ決まっていない会社や初めてポスティングを検討してる方は、マーケティングの観点からアドバイスをもらいながら利用することができます。

1枚あたりの相場はB5サイズで3.5円~5円です。

広告代理店を利用するメリットは、広告のプロによるデザインや企画構成の提案を受けることができるため、自社の要望を伝えることでほとんどの部分を行なってくれる会社が多く、時間がない方は利用しやすいです。

デメリットは、デザイン料も含まれますので割高になります。

また、チラシの配布に関してはポスティング業者に委託してるケースがあるので、どのようにポスティングしてるか把握できないことがあります。

郵便局

郵便局員はポストがある場所に立ち入ることが郵便法によって守られている為、配布拒否をされることがなく確実に顧客に届けてくれます。

郵便局が行うポスティングには以下の2つの方法があります。

  • タウンメール(配達地域指定郵便物)

最低配達枚数の制限はなく郵便物の重さによって価格が変わり、1枚あたり25g29円から100g56円になります。

メリットは、事前に申請することなく利用することが可能で、納期が2日から5日程度なので急いで配布したい人は利用しやすいでしょう。

デメリットは、ポスティングしたい地域にある郵便局まで持ち込まなければならず、また価格が高いため費用がかかります。

  • タウンプラス

最低ロット数は500枚からとなっており、1枚あたり27円から56円(配達枚数や形状によって価格が変動あり)になります。

メリットは、GIS分析のデータをもとに、5段階に分けられたセグメント(絞り込み)を使ってより細かいポスティングができます

デメリットは、郵便局に持ち込む14日前に差出計画書と郵便物差出内訳書を提出しなければならないので、時間に余裕をもって依頼する必要があります。

タウンメールとタウンプラスの詳しい記事がこちらにありますので、さらに知りたい方は参考にしてみてください。

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配送会社

誰もが知っている飛脚や黒猫などの大手配送業者もポスティングサービスを行なっています。

そのサービスは、GIS分析を必要せず本業の配送で培った独自のネットワークデータを元に、細かいセグメントを指定してポスティングする方法です。

1枚あたりの相場はB5サイズで6円~9円となっていますが、各会社ごとに最低配布枚数が異なっているため、事前に業者に見積もりを出してもらう必要があります。

メリットは、大手配送業者ということで住民に認知されていますので、配布拒否されることが少ないです。

デメリットは料金が高いのと最低ロット数が多いので、小規模のポスティングには向いていません。

ポスティング会社

大手ポスティング業者は、多くの人材を確保しているため幅広いポスティングが可能になります。

ダイレクトマーケティングにおいて、長年培ってきたノウハウと、エリアマーケティングの掛け合わせによって、どのように顧客にリーチ出来るかを把握しており、質の高いポスティングを行なっています。

また、日本ポスティング協同組合や全日本ポスティング協会に加盟している企業は人材教育に力を入れていますので、悪質なポスティングをしてイメージダウンにならないよう未然に防ぐことができます。

1枚あたりの相場はB5サイズで1~5円となっていますが、配布枚数、エリア指定、配布期間などで料金が大きく異なります。

メリットはGPSを使っている会社なら配達員の位置を確認しながら、きちんと配布を行なっているかチェックすることができます。

さらに、多くのポスティング業者は印刷機を持っていて、デザイン企画から行なっている場合も多いため、作成から配布まで一貫したポスティングが可能となります

デメリットは、過剰な安さを売りにしたポスティング業者の場合、悪質な対応をされることがあります。

また、依頼時には安くても決済時には高額な金額を請求してくる業者もあるので、きちんと協同組合や協会に加盟しているか確認して依頼しましょう。

このように、さまざまな業種の企業がポスティングを行っていますが、評判が良い業者を見つけるためのポイントがこちらにありますのでぜひ読んでみてください。

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ポスティングを行なっている業種別料金まとめ

・GPSやGISを使ったポスティングを行なっているか確認しましょう。

・配布枚数や地域指定、日数指定を決めて見積もりを出してもらうといいでしょう。

・協同組合や協会に加盟しているか確認しましょう。