インターネットが広まりウェブメディアでの広告が目立つ昨今、不動産業界ではチラシをポストに投函するポスティングが広告手法として支持されています。

紙媒体を使った宣伝方法は年々減少傾向にあるにもかかわらず、なぜ不動産業界ではチラシを活用したポスティングが支持されているのでしょうか。

この記事では、不動産業界でポスティングが支持される理由と競合の業者に勝つためのポスティング戦略を詳しく解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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不動産業界でポスティングが支持される理由とは

チラシを印刷し、配布するための人員を必要とするポスティングはウェブ広告よりも手間がかかりそうに見えますが、実際には多くの不動産会社がポスティングを選んでいます。

ポスティングの平均的な反響率は0.1~0.3%となり1000枚のチラシを配っても1~3件の反響率にもかかわらず、不動産のポスティングは集客率アップにつながっています。

大きな理由は、ターゲットを限定できることと、費用対効果の高さが不動産の販売と相性がいいからです。

不動産は、販売物件付近に住む顧客が購入しやすいという特徴を持っています。

そのためターゲットを細かく絞り、地域に密着した配布を行うことができるポスティングは不動産の広告にぴったりの効率的な宣伝方法です。

たとえば小さい子供をもつ家庭が多いエリアには新築の戸建てや分譲マンションのチラシを、富裕層が多いエリアには価格帯が高い物件のチラシを投函することで高い広告効果を期待できます。

ポスティングは1枚ごとの単価で費用が決まる広告の方法で、その相場は1枚3円~5円ほどです。

仮に1枚4円の広告を10,000枚配り合計4万円を広告費にかけたとして、4000万円の物件を成約することができれば利益がコストを大幅に上回り、費用対効果が高いといえます。

また、不動産物件の購入は家族間で相談されることが多く、家庭での情報共有には紙媒体のチラシが便利です。

ウェブ広告と違い手元に残るうえに視覚的に強い印象を受けやすいので、不動産購入を検討している家庭には効果的な宣伝方法といえます。

さらに、チラシをポストに投函することによって不動産の購入をすぐには考えていない人もチラシを目にし、将来的な顧客となる可能性も見込めます。

破棄されない保存率の高いチラシを作れば、長期的な保存をされて潜在的に直接アピールできるため、広告が無駄打ちになることなく幅広い層に宣伝が期待できます。

そのうえ、ポスティングはチラシの準備ができればすぐにターゲットにリーチすることが可能な瞬発力のある広告手法です。

不動産販売は売り出す時期がとても重要で、とくに中古物件はなるべく早く売却されることが好ましいとされています。

ウェブ広告は作成からリリースまで長い時間を必要とするので、物件の販売しやすいタイミングを逃さないポスティングが不動産業界では支持されています。

さらに、ポスティングしている最中に不動産を売却したい人から問い合わせが来ることもあり、不動産販売だけではない二次的な事業につながる効果があります。

自社でポスティングをする場合でも、近隣の街の様子や住民の特性を直接見ることができるのでエリアを熟知するために役立ちます。

不動産のポスティングのポイント

不動産業界は競合との争いが激しく、広告手法で他の会社と差をつけるのが難しい分野です。

しかし、配布するチラシの内容や配布方法に気を付けることで他社よりも高い反響率を獲得できるようになります。

この章では、競合に勝つための戦略的なポスティングの方法2つを説明します。

・チラシデザインのポイント
・配布時のポイント

チラシデザインのポイント

不動産のチラシデザインは、受け取る人にどれだけ保存してもらえるのかが重要なポイントとなります。

記載してある情報が見やすく、厚みのある上質な紙を使うことは不動産チラシの基本です。

とくに新築の物件や価格が高い物件の宣伝では、チラシに高級感がでるように光沢のあるコート紙を使う会社もあります。

物件の写真は、写りがきれいで統一感のあるものを厳選しますが、写真が多すぎると内見や問い合わせの前に候補から外れてしまい逆効果となる場合がありますので注意が必要です。

掲載する情報はなるべく簡潔に、チラシを受け取る側の目線になった宣伝内容を考えると効果的です。

たとえば「駅近でアクセス抜群、カウンターキッチンと広めのリビングで快適な生活を送れます」というような、実際に住む人の目線で部屋の特徴を伝えた情報を盛り込むといいでしょう。

物件の情報掲載のほかに、問い合わせ先の電話番号や店舗の住所を明記しておくことで、成約するための動線を整えることも大切です。

分かりやすい問い合わせ先は購入者の手間を省き、成約率をアップさせることができます。

中古物件広告の場合、販売期間が金額に大きく影響するので売り出すタイミングを逃さないデザインを考える必要があります。

販売から3か月以内に購入してもらうことを目標に、「期間限定」や「今だけの目玉物件」というような期間を目立たせる内容を明記し、販売スピードを意識しましょう。

さらにポスティングで反響率を上げるためのデザインポイントをまとめた記事がこちらにありますので、参考にしてみてください。

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配布時のポイント

チラシを配布するときには、物件の販売時期が終わるまで複数回同じエリアに配布することがポイントです。

何度も同じチラシを目にすることによって受け取る側に強くアピールできるので、反響率の向上が期待できます。

また、配布時期を絞ることも大事です。

会社の異動時期や年度の節目など、生活のスタイルが大きく変化する時期は不動産物件の購入率が上がります。

実際には新生活が始まる2~3か月前に購入を検討する人が多いので、年度始め前の12月~1月にかけて、または一般企業の決算時期で異動を言い渡されることがある9月の時期に絞って広告を配布するといいでしょう。

また、チラシを配布するときには不動産会社の信頼を保つために違法にならない配布を心がける必要があります。

違法にならない配布方法とは、以下の条件に該当するものです。

  • チラシ配布禁止エリアには配布しない
  • チラシ禁止と書いてあるポストには投函しない
  • ポストに郵便物が多く入っている場合は、破損の原因になるので無理やり投函しない
  • 配布をする際に利用している自転車や車の駐車場所に気を付ける

違法行為やマナーが悪い場合、配布員の対応がそのまま企業イメージにつながることがあるので、規約を守ることが大切です。

ポスティングに最適な時間帯についての記事がこちらにありますので興味のある方はぜひ参考にしてください。

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不動産のポスティングが支持されるワケまとめ

・エリアを選定できるポスティングは不動産の広告に向いています。

・デザインにこだわって競合と差別化をはかれます。

・配布するときのポイントをおさえれば反響率が上がります。

投稿者プロフィール

渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)