ポスティングのチラシと言えばすべて日本語で書かれているもの、と思われるかもしれません。

しかし、商品やサービスによっては一部を英語にしたり、またターゲットとする顧客の層に応じてすべて英語で記載した方が適切なことがあります。

この記事では、英語を使うことでどのような効果があるのか、また英語を使うことによるメリット・デメリットについても解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/all_about_posting/ target=]

英語を使用したポスティングチラシの種類

英語を使う場合には、一部にアクセントとしてチラシに記載するものと、全て英語を用いるものに分かれます。

次からそれぞれの特徴について説明します。

・ワンポイントとして英語を利用したチラシ
・全て英語で書かれているチラシ

ワンポイントとして英語を利用したチラシ

日本語で書かれたチラシの一部にアクセントとして英語表記することで、専門性を強く訴えかけることができます。

顕著な例は、英会話教室のチラシに「〇〇English School」と書くことで、英語をしっかり学ぶことができるカリキュラムを用意していると学習者に認識してもらうのです。

単に日本語で「英会話教室」とうたった場合、どこにでもある一般の英会話教室ではないか、あるいはどこまで上達できるのだろうかと、学習を検討している潜在顧客が躊躇してしまう恐れがあります。

英会話やインターナショナルスクールなどは、英語表記が非常に適した業種と言えます。

また欧米からの輸入品を扱っている場合も、商品名をカタカナ表記に直さずにそのまま英語で書くことで高級感を醸し出すことができます。

輸入物のワインや、欧米に本社がある化粧品などが良い例として挙げられます。

さらに、自社の強みや実績をキャッチコピーで大きくアピールすることで興味を引くなど、英会話教室のポスティングを成功させる秘訣がこちらに載っています。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/posting_english-2/ target=]

全て英語で書かれているチラシ

海外からの駐在員や移住者が多く住んでいる地域では、チラシをすべて英語にすることで商品やサービスを確実に理解してもらうことができます。

一般に駐在員は長く日本に住むことはなく、日本語能力を問われず来日する場合も多いため日本語の読解力があるとは限りません。

またその家族が日本で仕事をしていないようであれば、日本語能力が低い場合もあります。

そのような顧客層に日本語チラシでポスティングしても、画像などからどのような商品やサービスであるか何となくわかってもらえるかもしれませんが、強く訴求することはできません。

地域の顧客層によっては、全文英語にすることでポスティングの反響率を上げられる可能性があります。

英語を使用したポスティングチラシのメリットとデメリット

英語を使うことで、外国人の顧客を取り込めるなど多くの効果が期待できます。

メリットもある一方でデメリットも存在しますので、それぞれについて解説します。

・メリット
・デメリット

メリット

チラシに英語を使用することで、顧客層の拡大や自社商品・サービスに対する注目度を高めることができます。

主なメリットを2つ挙げて解説していきます。

外国人顧客を獲得できる

最大のメリットは、外国人にアピールできることです。

漢字やひらがな、カタカナが混じった日本語は、外国人にとって非常に厚いカベになっています。

紙面すべてではなく、商品やサービス・キャッチコピーだけでも英語表記にすることによって、どんなものを売っているのか、どのようなキャンペーンなのかを理解してもらうことができます。

全文英語表記でしたら、より理解が深まるでしょう。

また、自社が外国人顧客に対してオープンであることを示すことで、サービスを行っていない他社との差別化を図ることができます。

実際に英語表記のチラシを作成する場合、日本以外の国で育った方はチラシの見方が違うことがあるので、日本語をそのまま英語化せず、色合いやフォント、レイアウトを外国人向けに変える必要があります。

例えば、英文は左から右へと流れるヨコ書きですので、全体のレイアウトをヨコ型にしキャッチコピーや目玉商品は左上に配置する、といった具合です。

また、外国人には通じない和製英語をうっかり使用しないことです。

リサイクルショップ (正しくはsecondhand store)や、クーラー (正しくはair conditioner)などがそうですが、これらは日本で日常的に使われている言葉なので、そのまま英語に直してしまうことがあります。

最近はウェブ上の翻訳サービスの精度も上がってきていますが、自社で不慣れな場合は英語チラシの経験豊富なポスティング業者にデザイン企画の段階から参加してもらい、チェックしてもらったほうがよいでしょう。

また、写真を多く使いビジュアル的に訴求したい商品やサービスに適しているなど、ヨコ型チラシの特徴とタテ型との効果の違いと、ポスティングの英語と日本語の使い方の違いが次の記事にあります。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/posting_tategata/ target=]

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/posting_englishchigai/ target=]

有名ブランドの名前なら注目度が高まる

ファッションや化粧品など、海外の有名高級ブランドでしたら日本での販売実績が長いため英語表記の方が消費者になじみがあるでしょう。

カタカナ表記に直すとコピー品を販売しているのではないかと、逆に疑われてしまいます。

英語表記により、ブランドの高級感や信頼感を損ねることなく消費者にアピールすることができます。

また有名ブランドを扱っているお店と認知してもらう事で、自社のブランド化や差別化を図る効果も期待できるのです。

デメリット

英文チラシは、ターゲットとなる潜在顧客が限られ配布エリアの選定がむずかしくなる恐れがあります。

主なデメリットとして考えられる点を2つ紹介していきます。

ターゲットが狭くなる

日本人向けの英会話教室の広告で一部分だけ英語を使うならよいのですが、すべて英語表記にした場合にはターゲットは外国人もしくは英語力が高い日本人に限定されます。

また日本在住のすべての外国人が、英語を母語や第二言語としているわけではありません。

日本人の英語能力は、アジアでも最も低いランクに位置づけられており、シンガポールのように英語が公用語となっていない日本では英語がすらすら読める日本人の割合は高くありません。

全文英語にすることで、販売したい商品・サービスや、ターゲットが限定されてしまうので、ポスティングの費用対効果が下がる恐れがあります。

ターゲットエリアの選定が難しくなる

配布エリアを選別できるのはポスティングの強みですが、英文チラシではターゲット層が限定されるため配布エリアも必然的に限定されることになります。

外国人が多く住んでいる地域や英語を苦にしなさそうな日本人、あるいはインターナショナルスクールなど、お子さんの教育に力を入れているような家庭が多く住んでいるような地域ですが、それらを事前に調べる必要がありそのための手間がかかります。

実際にポスティングする際も、ターゲット層が多く住んでいる集合住宅をねらって配布する必要があり、ローラー配布や併配ポスティングのように顧客を限定しない方法に比べ、費用が高くなる傾向があります。

このため英文チラシでのポスティングを考える際には、もともと自社の商品・サービスが外国人向けに特化しているのであれば問題ありませんが、そうでない場合は費用に見合った反響率が得られるのかじっくり検討する必要があります。

またポスティング業者に見積もりを取る際には、英文チラシの経験や地域に精通しているか、また適切なアドバイスも得られるか確認したうえで業者を選定しましょう。

そこで、全ての条件を指定できA4サイズで5~7円の「オーダーメイド配布」などの配布方法と、ターゲットの選定ツールの「GIS」についてはこちらで紹介しています。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/posting_distribution/ target=]

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.gg-pr.jp/posting_gis/ target=]

英語を使用したポスティングチラシについて解説まとめ

・ポスティングチラシに英語を使う場合、一部に英語を用いる方法と、全文英語を用いる方法があります。

・商品やサービスを一部英語とすることで、専門性や高級感を強めることができます。

・全文英語のチラシは、ターゲットや配布エリアが限られ、配布コストが高くなる恐れがあるため、自社の商品・サービスに合致しているか、しっかり検討する必要があると言えます。

 

投稿者プロフィール

渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)