ポスティングとは宣伝を目的にビラなどを住宅の郵便受けに入れることをさします。

1960年代に郵便受けが普及しはじめ、ポスティングによる宣伝が盛んになりましたが、2000年代にインターネットが台頭したことで一時的に低迷しました。

しかし、新聞の購読数の低下や高齢者世帯には宣伝が届かないことから、再びポスティングの効果が注目されはじめています。

しかし、不特定多数に配られるビラなどは、求めていない人からすれば迷惑になることが多く、最悪の場合クレームに繋がるでしょう。

そこで今回は、よくあるクレームの事例を5種類紹介し、クレームによって評判を低下させないための事前の対策について解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングに関わる5種類のクレーム

どのような仕事でも少なからずクレームはつきものですが、ポスティングにおいてはどのようなクレームがあるでしょうか。

ポスティングによって発生するクレームの内、最も多く発生する5種類について以下の通りまとめました。

・ビラなどが雑に投函されることが原因の郵便物の汚損
・ビラなど配布お断りの張り紙があるのにビラなどが投函されている
・同じビラなどが何枚も投函されている
・住宅への無許可侵入
・敷地内にビラなどが投棄されている

ビラなどが雑に投函されることが原因の郵便物の汚損

郵便物がたくさん詰まっている郵便受けに無理にビラなどを入れ、すでに入っている郵便物を傷付けてしまえばクレームに繋がります。

最悪の場合、配ったビラなどによって郵便物が破れてしまうだけではなく、ビラなどを無理に詰め込んだことによって郵便受けを壊す可能性があります。

この場合、クレームだけではなく、賠償の責任が発生するため、ビラを配る際は配達員に注意喚起が必要です。

また、雨の日に雑に投函すると、特にクレームが発生しやすくなるので注意が必要です。

雑な投函により郵便受けに隙間があくと、雨によってビラだけでなく郵便物も濡れてしまいます。

ビラや郵便物は一度濡れてしまえば、時間が経って乾いたとしても、印刷がにじみ紙にゆがみが残るため、現状回復ができません。

濡れたビラなどを投函された人が感じた不快感がクレームに繋がるでしょう。

ビラなど配布お断りの張り紙があるのにビラなどが投函されている

「ビラなど配布お断り」など掲示されているところに配布してしまうとクレームにつながります。

看板などで大きく掲示してあれば一目でわかるのですが、小さく掲示していた場合、配達員が気づかない場合もあります。

このため、管理者が緻密に配達禁止の家を記録し、配達員に情報共有することがクレーム防止になるでしょう。

同じビラなどが何枚も投函されている

ビラなどが複数枚投函されていると、配られた人からすれば迷惑です。

何枚も同じチラシなどが入っていると掲載店に対して、雑な仕事をすると印象をづけられ評判を下げてしまいます。

時には、チラシの掲載店やポスティング会社に対してクレームが入るため注意が必要です。

配達員の中には決められた時間に業務を終わらせようと、ビラやチラシを何枚も同じ郵便受けに入れて、早く終わらせようとする人もいるでしょう。

管理者が見えるところで配達員が作業できないため、仕事の質は配達員によって大きく差が出てしまうのが実情です。

配達員を管理するシステムが整っていないと、粗悪な対応をする配達員を統制できないため、配達員の徹底した管理を行っている会社を選ぶことが必要になります。

住宅への無許可侵入

住宅の敷地に入ってビラなどを投函していると無許可で住居に侵入したとみなされ、クレームが発生する場合があります。

マンションの共有部分であるエントランスも住居の一部であり、許可なくエントランスの郵便受けに投函するとトラブルになりかねません。

また、「関係者以外立ち入り禁止」と掲示されている住宅に入ることは絶対にしてはいけませんので、業務を依頼する際はポスティング会社に対して必ず注意喚起してください。

無許可侵入は違法行為であるため、ポスティング会社だけではなく依頼主の信用も凋落するでしょう。

敷地内にビラなどが投棄されている

配達員のミスによっても発生しますが、ビラなどを置き忘れてしまうと住民は不法投棄されたと思い、ポスティング会社やビラの掲載店共にクレームをいう場合があります。

また、早くポスティングを終わらせたいという理由で、アルバイト配達員などによる意図的な投棄も考えられるでしょう。

意図的な投棄は、ポスティング会社だけではなく、ビラの掲載店に対しても、ずさんな管理をしているという印象をもたれてしまいます。

ポスティングのクレームを防ぐ方法

事前にクレームを防ぐには、配達員を正しく管理している会社もしくはクレーム対策が正しく行われている会社に依頼することが大事なポイントです。

クレームを防ぐための主な2つのポイントについて以下の通り解説します。

・配達員を正しく管理している会社に依頼する
・クレーム対策が正しく行われている会社に依頼する

配達員を正しく管理している会社に依頼する

チラシなどを配る方法はさまざまありますが、「キャラバンポスティング」を採用している会社を選択することをおすすめします。

キャラバンポスティングは、ベテランの配達員を含めた数人がチームになり車で配達エリアに移動しそれぞれがエリアに分かれてポスティングする方法です。

チームの中のベテラン配達員がリーダーとなり、他の配達員の行動を監視できるため配達員の管理が容易になります。

もし、万が一トラブルになったとしても、ベテランであるリーダーがその場で対応し、すばやく問題解決できるので安心です。

また、配達員の行動をGPSで管理していれば、チラシなどを配る場所や時間を把握できるため、配達員による不正を見抜きやすくなります。

クレーム対策が正しく行われている会社に依頼する

過去に発生したクレームを元に、次にクレームが発生しないようあらかじめ対策を講じている会社に業務を依頼することが重要です。

信頼できる会社では、汚損にならない配り方や投函禁止場所には配らないといったクレーム対策を配達員に対し徹底的に周知しています。

ビラなどを配る時間もあらかじめ決めており、騒音クレームが発生する可能性が高くなる夜にはビラを配らないようにしているところがほとんどです。

また、万が一クレームが発生した場合に、クレーム対応を行ってくれるサービスもありますので、業務を依頼する前に、クレーム対策やサービスについて確認してください。

ポスティングの評判の低下を招くクレームの種類まとめ

・クレームによって、依頼主の評判も下がるため、信頼できる会社に業務を依頼することが重要です。

・信頼できる会社では、配達員の管理や教育が正しく行われています。

・信頼できる会社では、クレーム対策や対応がきちんと行われているため、業務を依頼する前に対策内容について確認が必要です。

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渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)