近年、介護業界は成長産業であるにもかかわらず「経営が厳しい」「競争が激化している」とささやかれています。

市場規模が拡大するとともに介護施設は増え、介護業界内での競争は熾烈化し、さらに国の施策による介護報酬の改定は、経営に打撃を与えました。

介護市場で生き残るためには、価値あるサービス提供だけでなく認知を図り利用者を増やす必要があります。

介護施設の集客にポスティングが有効な理由や、ポスティングチラシの活用方法について解説します。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングチラシ作成の対象となる介護施設・サービスと理由

介護施設は気に入ってもらえれば継続的に利用されるサービスのため、顧客1人が増えることによる売上への影響は大きくなります。

ポスティングチラシによる集客を検討するとよいのは次の介護施設・サービスです。

・デイサービス
・老人ホーム
・グループホーム

デイサービス

人生における満足度の向上を目的とし、自宅で生活することが前提となるデイサービスでは、送迎可能なエリア内で認知度の向上を図る必要があります。

リハビリや入浴、アクティビティなどのサービス特化を行っている施設や特色を持っているところもあるので、立地以外の訴求にもチラシは向いています。

老人ホーム

老人ホームは公的施設と民間施設があり、その中でも「自立型」「介護専用」「自立型と介護付きの混合型」と種類が多く、サービスの違いを理解していない人も大勢います。

入居を考えるときには施設・サービスの比較検討をする人が多いため、ターゲット層へ特色を示す必要があります。

グループホーム

認知症の高齢者をサポートしながら、5~9人の共同生活で家庭的な生活環境を提供するのがグループホームです。

利用者とその家族が安心して入居を決定できるように、具体的な支援内容を周知する必要があります。

介護関係がポスティングチラシの配布に向いている理由

介護業界では、定員割れで経営が苦しくなるところと利益を大きく上げているところが二極化していますが、後者は集客を工夫して行なっています。

なぜポスティングチラシが介護関係の集客に向いているのか知ることで、メリットを最大限に生かした販促活動を行いましょう。

具体的な3つの理由を解説します。

・年齢問わず見てもらいやすい
・エリア特化で双方によい
・高齢者が馴染みやすい媒体

年齢問わず見てもらいやすい

介護施設への入居やサービスの利用を考えている年齢層は、自分のために利用を考える70歳以上の高齢者と、親のために利用を考えている40~50代がほとんどです。

二つの世代へ同時にアプローチをしたいところですが、年齢層によって訴求しやすい宣伝媒体は異なるため、どのような手法でもよいわけではありません。

例えばインターネットの場合は高齢になるほど利用者は減るので、70代以上のターゲット層への訴求が難しいです。

新聞の場合は、購読者の年齢層が高齢のため70歳以上への訴求はしやすいのですが、子どもにあたる40~50代では購読者の割合が2~3割減ってしまうため、効果が薄れてしまいます。

しかしポスティングの場合は、配布エリア内にある各家庭のポストへ投函するため、年齢に関係なく一度は手に取ってもらえ、気に留めてもらえれば家族でチラシを見て情報を共有してもらいやすくなります。

エリア特化で双方によい

ポスティングはチラシの配布エリアを詳細に決めて行う宣伝活動で、エリアに特化した戦略が打ちやすい手法です。

条件の絞り込みも可能なため、近隣地域や高齢者の多い地域のみを狙ってポスティングを行えば、配布期間やコストのコントロールができます。

ターゲットが介護施設を決めるときは、家族が近くに住んでいることや利用者本人が自宅から近い立地を重要視することが多いため、近隣住民へのアプローチは効率的かつ効果的な方法です。

利用者にとっても、施設に通いやすいエリアであることやデイサービスを受けられるエリアであること、住み慣れた地域や家から近いことは重要視されるため、近隣住民へのサービス提供はお互いにとってメリットがあります。

利用者の家族にとっても、面会しやすく緊急時にもかけつけやすい場所にいてくれる方が安心できるものです。

高齢者が馴染みやすい媒体

チラシはインターネットのような画面操作が不要で、昔からなじみのある宣伝媒体であるため、高齢者にとって手元に残してさえ置けばいつでも見返しやすく扱いやすいです。

比較検討を行う際に、保存して活用しやすいのも紙媒体ならではのメリットです。

このように、介護施設の宣伝にはポスティングが有効ですが、デザインや使用する色の組み合わせによっても施設への印象が変化しますので、次の記事を参考にしてみてください。

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介護関係のポスティングチラシに記載すべき内容

ポスティングチラシでは、利用者が安心して豊かな生活を送れることを知ってもらいましょう。

具体的な情報提供によって、今後どのような生活を送りたいかターゲットのイメージを具体化させてあげる効果があり、施設のサービスに安心感をもってもらうことが可能です。

訴求内容に合わせて都度デザイン変更が可能なこともチラシのメリットなので、参考となる記載すべき内容を解説します。

・介護施設・サービスの強み
・医療機関との連携実績

介護施設・サービスの強み

介護施設やサービスの種類は多く、違いを認知してもらえていないこともあるため、立地以外で訴求するためにも、他事業所との違いを明確に示す必要があります。

また、施設によって異なる「サービス内容」「料金」「入居するときの条件」などの違いは比較されやすいため、具体的なサポートや施設の設備を紹介して、安心感をもってもらいましょう。

さらに独自のサービスを行なっている施設は、内容について明示することで、その施設でないと受けられないサービスだと感じてもらえるため、特定の層に興味をもたれやすくなります。

高級有料老人ホームで見られる特色を例に挙げると、定期的に有名シェフによる高級ディナーサービスを受けられたり、ディナショーや旅行といった定期イベントを行う施設があります。

施設で行われるイベントは、生活を豊かにし、オリジナル性の高い強みになります。

また、娯楽施設、スポーツジム、温泉といった豊かな設備や、高級でなくてもスタッフによるサービスのきめ細かさ、人手が多くサポートが安心といったような人的資源によるものも強みです。

強みを打ち出すことで、どのような生活を求めている人に合ったサービスなのかが明確になるため、ターゲットに響きやすくなります。

また、特徴を明確に知らせることで、ターゲットが入居後に送りたい生活とサービス内容のミスマッチを防げます。

医療機関との連携実績

入院が必要になったときに、スムーズに病床を用意したり専門的な医療行為を受けられている実績があれば、チラシで情報発信をしましょう。

なぜなら、老人ホームの介護・看護のスタッフは専門的な医療行為が行えないため、入居後の通院や入院に対して、「スムーズに行えるのか」「退去させられるだけにならないか」と不安を抱えている人も多いからです。

老後は入院リスクが高く、自分がいつまで健康でいられるかを不安視している方も多いので、医療機関との連携実績があれば安心して入居しやすくなります。

利用を検討する際に気にしている人もいるので、チラシに記載しておくべき事項です。

ただし、介護施設の広告を出す際には、利用者が勘違いしてしまう表現の禁止や、定期的に医師の問診がある場合は病院名や医師名などを記載するなど法律上の注意ポイントがありますので次の記事を参考に、法に触れない広告を作ってください。

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集客率が高い介護関係のポスティングチラシの内容を解説まとめ

・介護施設の中でも、デイサービス・老人ホーム・グループホームの集客ではポスティングを検討しましょう。

・ポスティングはターゲットとなる年齢層や地域内に情報を届けやすく、入居を検討する高齢者にとって馴染みやすい媒体です。

・チラシには、施設やサービスの特色と医療機関との連携実績を載せることで、ターゲットに安心感を与えられ、サービス内容とニーズのミスマッチが起きにくくなります。

 

 

 

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渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)