消費者は興味のあるチラシ以外、多くても数秒程度しか見ずに捨ててしまうため、数秒で惹き付けられるチラシでなければ、どんなに良い商品だったとしても気付いてもらえないでしょう。

今回は、見てもらえる確率の高いチラシを作成するため、ポスティングチラシのデザインの重要性とデザインが重要な理由について解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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ポスティングチラシのデザインが重要な理由

ポスティング効果が高いチラシには、ターゲットとする人から見てもらえる確率が上がるようデザインに工夫が施されています。

チラシを手にした人が、チラシの内容をじっくり見るのか捨てるのかを判断するのは、わずか数秒といわれています。

このため、ターゲットがチラシを目にした瞬間に読みたいと思えるように、シンプルかつ分かりやすいデザインにすることが重要です。

そこで、消費者が商品を手にするまでの意識がどう変化していくのかを紹介していきます。

チラシデザインが誘発させる消費者の購買決定プロセスとは

消費者がチラシの内容を確認し、商品やサービスの購買を決定するまでの過程には一定の法則性が存在しています。

この法則性は「AIDMAの法則」と名づけられており、「AIDMAの法則」を考慮したデザインを施すことによって、消費者の購買決定を誘発させ、高い宣伝効果を得られるでしょう。

消費者が購買を決定するまでの過程である、「AIDMAの法則」について以下の通り解説します。

Attention(注意)

消費者が商品についてを知らずにいる段階であり、具体的にはチラシを見ることで初めて知ることになります。

もしくは、ターゲットが以前チラシを目にして商品を認識していたとしても、時間が経って忘れられていたものが再度配られたことで思い出される段階です。

瞬間的にターゲットの注意を引くため、美しさの際立つ写真や彩度の高いはっきりとした色のキャッチコピーなどを使用すると効果的でしょう。

Interest(興味)

チラシを見て、品物を認知したとしても、商品の存在を確認しただけであり、消費者は購入意欲を抱いていない段階です。

このため、売りたい物やサービスの魅力やアピールポイントを端的に示し、消費者が興味をもてるように工夫することが重要になります。

Desire(欲求)

商品の魅力や良さを知ったが購入するかどうか迷っている段階です。

興味をもっている人の背中を一押しするために、使用者の口コミや体験談、必要であれば専門家からのお墨付きなどがあると一層価値のある商品と思わせることができるでしょう。

Memory(記憶)

ターゲットが一度商品に対し興味をもったものの、すぐ購入に移る行動をしなかったため忘れてしまった段階です。

色は人の記憶に残りやすいと言われています。

1〜3色を基調としたチラシに反対色(補色)の文字を入れるなどの印象的な色合いで、製品が必要になった時に思い出してもらえるチラシにしましょう。

さらに、温かみを与える配色や、子供向けの商品・サービスに適している色の組み合わせなど次の記事にありますので自社に合うカラーを見つけるヒントにしてください。

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Action(行動)

商品の購買意欲が高まり、購入に行動を移す段階です。

このため、チラシにQRコードや商品のホームページのURL、電話番号、購入や資料請求、サンプル請求などのように消費者が行動に移せる手順を載せておくと良いでしょう。

このように、チラシのデザインに「AIDMAの法則」の要素を入れると、物を買ってもらう、サンプルを請求してもらうなど、消費者にして欲しいことが成立する「コンバージョン」が高まります。

さらに、「AIDMAの法則」と合わせて、目的によって具体的にターゲットや配布エリアを決めるなど評価を高めるためのポイントがありますので読んでみてください。

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消費者の購買決定に繋がるポスティングチラシのデザインのポイント

消費者の購買決定に繋がるチラシはポイントをおさえたデザインをすることで、作成することができます。

主な5つのデザインポイントを、例として日焼けのケアができる美容液を販売するチラシ作成で見ていきましょう。

・映える写真や端的なキャッチコピーで商品の魅力をアピールする
・リピート率やアンケート結果から評判が高いことを証明する
・体験談など説得力のある内容を載せる
・記憶に残る色合いを使う
・簡単操作で購入できる手順を使用する

映える写真や端的なキャッチコピーで商品の魅力をアピールする

AIDMAの法則のAttention(注意)を引くために、魅力的な写真や一目で読めるキャッチコピーをチラシの中で大きく示すと良いでしょう。

美容液のチラシの中で、肌の綺麗な女性の顔写真と、意外性のある年齢を載せ、ターゲットに綺麗な肌の理由を知りたくなるようにさせます。

さらに「1日2回のケアを3ヶ月続けただけで、こうなりました」など、一目で読めるキャッチコピーを使用すれば、美容液の効能を詳しく知りたい気持ちを掻き立てられるでしょう。

また、問題を提起したうえで、解決策を提示するなどの購買意欲を促すルール「PASONAの法則」についてこちらに詳しく載せています。

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リピート率やアンケート結果から評判が高いことを証明する

自社調べのリピート率や商品の魅力を示したアンケート結果を示すと、多くの人が評価している商品とアピールでき、消費者は製品にInterest(関心)をもつでしょう。

リピート率、日焼けによるしみが薄くなったなど使い続けている理由などを調査人数と共にいくつか載せておくと、効果のある美容液に映るでしょう。

体験談など説得力のある内容を載せる

AIDMAの法則のDesire(欲求)に訴えるには、製品を使ったビフォー・アフターが分かる体験談などが有効です。

使用前と使用3ヶ月後の肌の写真を載せ、日焼けによるしみ・そばかすが消えている様子が分かるとターゲットは効果を感じられます。

また、お客様の名前や年齢、肌がどういう状態だったか、製品の使用感や効果の実感を文章で示すなど共感を呼ぶ内容はターゲットの購買意欲を高められるでしょう。

記憶に残る色合いを使う

色は人のMemory(記憶)に残る重要な要素であり、主に使う色は1〜3色にとどめておくと、統一感のある印象をもたせられるため、効果的であると言われています。

また、同系色で塗られたチラシ全体に、ワンポイントで反対色(補色)を使用するとインパクトのある色使いになります。

美容液のチラシで言えば、白やホワイトべージュが基調の中でワンポイントとして彩度の高いピンクを使えば、清潔感と華やかな印象をターゲットの記憶に残せるでしょう。

簡単操作で購入できる手順を使用する

購入したいと思った人が手間をかけずAction(行動)に移せるよう、QRコードで購入ページに飛べるなど購入手順を簡単にしておくのがオススメです。

購入までの手続きに煩わしさがあると、購買意欲が減退し購入を諦めてしまいかねません。

また、スマートフォンの操作に慣れていない消費者のために、電話番号を載せておき、オペレーターの対応による購入方法を記載しておくと幅広い年齢層に訴求できるでしょう。

会社の所在地やホームページのURLなどを載せ、信用できる会社であるとアピールするのも購買決定の一因になります。

さらに、美容関連としてエステサロンの宣伝にポスティングを利用することで、紙媒体は保管や所有可能なため見込み客候補へアプローチできるなど集客の成功法則についてこちらにあります。

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ポスティングチラシのデザインが重要な理由まとめ

・何枚も入っているチラシの中から、自社のチラシを見てもらうにはデザインを工夫する必要があります。

・人は「AIDMAの法則」に則って購買決定をするため、チラシのデザインに「AIDMA」の要素を入れましょう。

・デザインのポイントは「映える写真や端的なキャッチコピー」で消費者の注意を引き、「リピート率」などで商品に興味をもたせ、購入したい気持ちをわかせる「体験談」を盛り込み、「記憶に残る色合い」で「簡単な購入方法」を載せておくと効果的です。

 

 

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渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)