平成:ITの登場でポスティングが少し停滞気味に?
バブル崩壊によって景気が低迷すると共に、2000年頃から日本では徐々にインターネットの利用が拡大し、手間ひまのかからないメールを利用した広告宣伝が行われるようになりました。
現在ではスパムメールと呼ばれ「迷惑メールフォルダ」に自動的に振り分けられてしまう一斉送信の広告宣伝メールですが、一時的にはポスティングの強力なライバルでした。
ただし、手軽なインターネット上での広告に多くの企業が流れ込んだ結果、メールやバナーによる広告のコストが増大する一方で思うような効果が得られなくなり、再びポスティングが積極的に利用されるようになりました。
私たち「ポストサービス」が創業したのは、インターネットが最盛期だった2007年(平成19年)のことです。古いアパートの一室で、仲間2人と共にアナログ広告の会社を起業しました。
2008年頃から普及しはじめたスマートフォンも、ポスティングの強力なライバルとなりました。
検索エンジンへのリスティング広告、地図上の広告、SNSの利用拡大など、より手軽にインターネットでの広告宣伝が行えるようになり、高齢者でさえもインターネットにアクセスできる環境となりました。
このスマートフォンの普及の流れによって、安さだけを売りにしていた従来型のポスティング会社が廃業に追い込まれています。
その一方では、さまざまな広告手段を活用して潜在的な顧客へのアプローチを行うメディアミックス戦略を導入する企業が増え、紙媒体のアナログ広告としてポスティングが利用されています。
既存の顧客以外のターゲットへのアプローチとして、IT関連のツールやサービスの宣伝広告にもポスティングが活用されています。
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