「ポスティング」をインターネットで検索すると、業者に依頼することばかりが検索結果としてあがってきますので、業者しかできない宣伝方法だと思い込んでいませんか。

しかしながらポスティングは、昔から世界中で行われている最も原始的かつ簡単な広告の展開方法ですので、自社でも行うことが可能です。

その場合はチラシ作成費以外は、追加の費用の少ないところが大きな魅力と言えます。

ここでは、より効果的で意味のあるセルフポスティングをするために、気を付けたい3つのコツを解説していきます。

またポスティングに関する情報を網羅した記事がこちらにありますので、他にも知りたいことがあれば確認してみてください。

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セルフポスティングとは

文字通り「セルフ=自分」でチラシを配布していく方法です。

自社で地域や配布対象を決め、1枚1枚地道に配っていきます。

自社で行うために長時間・毎日配布するのは難しく、業者に依頼した場合よりも配布日数がかかる上に、天候や体調にも左右されやすく根気のいる仕事になります。

しかし、配布に時間がかかる分、いつどこの地域にどのようなチラシを配布したのかを自社で把握しているため、チラシの反応がダイレクトに分かるという強みがあります。

お客様からの反応が分かりやすく、お客様とのコミュニケーションにも繋がるため広告戦略の一環としてセルフポスティングを選んでいる商店や個人事業主も増えてきています。

次では、セルフと業者でのポスティングの特徴や違いを紹介していきます。

・セルフポスティング
・業者ポスティング

セルフポスティング

セルフポスティングの場合は、自社で1件1件配布することになりますので配布枚数が多ければ多いほど時間と体力が必要になります。
その反面、自社が配布したい地域にどのような人が住んでいるのか、住環境や住人の様子も知ることが可能ですので、今後の広告戦略を立てていくうえで、お客様に対しての多くの情報を得ることが可能となります。
自社でチラシを配るため、業者に依頼するよりも不必要なコストがかからないと安心する方も多いかもしれませんが、自社の労働力も人件費として時給で換算して考える視点をもつことが大切です。
さらにポスティングに慣れていなかったり、見知らぬ土地で配布するとなると業者に依頼した時と比べて1時間に配れる数は少なくなってしまいます。
総枚数が多くなるにつれてその差は大きくなり、配布完了までに時間をかけることになってしまいます。
その分ほかの仕事の時間を削ることになったり、体調管理に影響を与えるようでは効果的で戦略的な広告展開とは言えません
チラシ1枚あたり3~5円かかる業者への費用をどうとらえるかは人それぞれですが、自社で配った場合には結果として目に見えない多額の費用がかかっていたなんていうこともありますので注意が必要です。

業者ポスティング

業者に依頼することの強みは、希望する地域や対象を伝えると業者が配布先を選んでくれるということです。

セグメントを絞って配布することも可能ですし、配布禁止住居や立ち入り禁止の集合住宅など、ポスティングしないほうがいい物件もきちんと把握していますのでトラブル回避にもつながります。

業者によっては複数のスタッフを動員して、希望する範囲内を一日で集中的に配布してくれたりもしますので、新店舗のオープンや新しいサービスの提供など、お客様に短期間で集中的に訴えることに効果を発揮します。

もちろん、配布してもらうための費用をあまりかけないようにセルフポスティングをしようかと考えている方も少なくないでしょう。

そのような方には、希望するエリア内で他の依頼者とまとめて配ってもらう「併配」という方法でコスト削減できます。

配布する期間が短いと一緒に配布する企業を見つけることが難しくなるので、配布期間を1~2か月と長めにとり、それ以外はある程度業者さんにお任せしてしまうことが併配を成功させるための秘訣です。

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セルフポスティングを意味のあるものにするコツ

特徴を紹介してきたセルフポスティングを意味のあるものにするためにはどのようなことが必要なのでしょう。

ここでは、セルフポスティングを意味のあるものにするための3つのコツを紹介します。

・ターゲットを明確にする
・目を引くチラシを作る
・効果測定する

ターゲットを明確にする

やみくもに目に付いたポストに配っていては、費用対効果は期待したほど上がらないというのがポスティングの難しいところです。

自社がどのようなお客様に情報を届けたいのか、潜在顧客を発掘したいのか今一度考えてみましょう。

ターゲットはマンションと戸建て住宅のどちらに住んでいるか、さらに配布エリアは長く住んでいる人が多い地域なのか新興住宅街なのかなど明確にする必要があります。

業者はセグメントの情報をたくさん持っていて、適合するポストへ的確に配布をしてくれますが、それは自社でできることではありません。

よって、配布対象を明確にするために地方自治体の公表している情報やインターネットの口コミ・SNSの投稿などで、その土地や地域住民についての情報を集め、戦略を練っていくことが大切です。

目を引くチラシを作る

業者に依頼する際は、チラシの大きさや紙の厚さ・重さまで一定の基準があり、チラシ以外のティッシュやオマケをつける場合には追加料金が発生してしまいます。

しかし、自社で配布する場合にはそういった点はあまり気にせずに、好きなものを配ることができます。

例えばパン屋さんなら、食パンやクロワッサンの形にカッティングしたチラシだったり、季節によってはうちわやカレンダーなどがオススメです。

自社が届けたい内容に合わせ、ライバル企業とは一線を画した広告でセグメントが興味を持ちそうな配布物を配れることがセルフポスティングの大きな魅力ですね。

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効果測定する

チラシを配った時にどのくらいの潜在顧客を購買に繋げられるかは、チラシ1万枚につき1~30人と言われていて新しいニーズのお客様を発掘するのは大変難しいのです。

そして、チラシを配るうえで最近重要視されているのは「効果測定」をするということです。

その言葉通り、配ったチラシにどれくらい効果があるのかという事ですが、具体的にどのように効果を測定してるのかご存じでしょうか。

これまで、チラシにコード番号が記載されていたり、簡単な住所の記載をして持参するとオマケがもらえるなどのチラシを見たことがあるかと思います。

飲食店やコンビニエンスストアなどで多く用いられる方法ですが、実際にどれくらいのお客様が興味や関心を持って足を運んでくれたか貴重な顧客情報を得ることができます。

その情報を元に次の配布地域を決めたり、広告の内容やデザインを検討して、さらなる潜在顧客の発掘を目指していくことが今後の新規顧客の獲得に有効となります。

このような測定は工夫次第でセルフポスティングでも取り組めますので、ぜひ意識して効果測定をしていくようにしましょう。

意味のあるセルフポスティングをする3つのコツまとめ

・メリット・デメリットを理解して自社らしいセルフポスティングを目指しましょう。

・セグメントを的確に把握し、無駄のないセルフポスティングが成功の鍵をにぎります。

・セルフポスティングをするなら効果測定を忘れずに、今後の戦略と集客効果に大きな差が出ます。

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渡辺 修平(Shuhei Watanabe)
渡辺 修平(Shuhei Watanabe)